「4年制の専門学校って、どんな感じ?」
「どんなスケジュールで学校過ごしてたの?」
このような悩みを解決します。
この記事を読むと、
「4年制の専門学校をにもメリット・デメリットがあるんだ!」
ってなります。
私は4年制の専門学校をでて、関西の大手ゲーム会社に就職しました。
職種はグラフィッカーの中の、『CGアニメーター/リガー』として働いてました。
グラフィッカー志望以外には伝わらない部分もあるかと思いますが、1人の体験談くらいに思って読んでください。
■グラフィッカーが良く分からない人は、まずはこちらをご覧ください。
■4年制のメリット
- 学習時間が長いので、広く学べる
- 余裕をもって学校生活を送れる
■4年制のデメリット
- 在籍期間が長いので、学費が高い
- 就活が終わり、4年目がヒマになる
- スキルに関係ない事を習わされた
思いつくメリット・デメリットはこんな感じです。
下の方で詳しく解説してますので、よかったら読み進めてください。
【ゲームクリエイター】専門学校4年制のメリット
■4年制のメリット
- 学習時間が長いので、広く学べる
- 余裕をもって学校生活を送れる
4年制の専門学校は、当たり前ですが学習時間が長いです。
4年ありますからね。
なんやかんやで、長い学習時間があります。
私の4年間のスケジュールです。興味があったら読んでください。
- 1年目前期…情報試験の対策とかC言語とか、色の勉強とかHTMLとか…CGとあんまり関係ない事が多かった
- 1年目後期…CGソフトやフォトショ、イラレみたいなデザイン系のソフトを触りだす。情報試験の対策は健在
- 2年目前期…CGソフトやAe使った映像制作、デッサンが始まる(超苦手)。これは3年前期まで続く…
- 2年目後期…CG映像をチームで作る(全部で50人くらい)、それと並行してCG制作の課題
- 3年目前期…就活を意識した動きが始まり、自分の職種を絞る。私はここでリガーを目指す。で、チーム制作(8人くらい)も始まる。ポートフォリオ(作品集)作りも始まる
- 3年目後期…1か月の企業インターン。それが終わったら就活に向けた個人制作。ポートフォリオをまとめる。3年が終わる3月くらいに面接呼ばれる。
- 4年目前期…3月にやった面接の結果が4月終わりに来る。そこで内定が決まる。就活終了。チーム制作(3人)をこなす
- 4年目後期…卒業制作に向けたチーム制作(7人くらい)。そして卒業
自分で言うのもアレですが、私は真面目君でした。
なので4年になってすぐに、大手ゲーム会社から内定もらいました。
受けた会社は3社。内定はその内の1社でした。
【ゲームクリエイター】専門学校4年制のデメリット
■4年制のデメリット
- 在籍期間が長いので、学費が高い
- 就活が終わり、4年目がヒマになる
- スキルに関係ない事を習わされた
私が通ってた専門学校は、4年で600万くらいの学費でした。
高いですね…
2年制ならその半分で済みますからね。
前述しましたが、4年の初っ端に内定取ったんで、4年目は特に制作を頑張る事はなかったです。
だから4年目いらなくね?って思う事もありました。
適当に授業こなして、家帰ったらswitchばっかりやってる毎日でした。
あと、1年目は情報試験(基本情報技術者試験ってやつ)の対策とか、web制作とかやらされたんで、CGにはいらんやろーって思ってました。
まぁもちろん、全部が全部無駄ってわけでは無いですよ。
おかげでITリテラシーは付いたし、web言語も理解できるようになったしね。
だけど、2年制ならそんな事しないで、専門スキルに特化した授業になるんだろうなって思います。
元ゲームクリエイターが4年制の専門学校に行った理由
じゃぁなんで2年制じゃなくて、4年制の専門学校に行ったのか。
理由は、なんとなく安心感があったから
当時の私の考えでは、2年制で本当に大丈夫か?って不安が大きかったです。
私の場合は自分で学費出してるんで、学費をケチる必要なかったんですよね。
だったら、少しでも就職できる可能性がある方に、お金を使いたかったって感じです。
要は、石橋を叩いた結果です。
ゲーム系の専門学校に4年とか2年とか関係ない
会社の同期で、2年制とか3年制の専門学校を出てる人がいるんです。
この現実を知ったら、年数を言い訳に出来ないんですよ。
大事なのは時間の使い方かなって思います。
2年で就職できる人もいれば、4年使って就職できない人もいます。
私の専門学校の同級生は、半分くらい業界の外で就職したと思います。
これがゲーム系専門学校の現実です。
就職できないのは、完全に自己責任としか言いようがないんです…
私は4年制の専門学校でよかったと思う
これは結果論ですが、私は4年制の専門学校でよかったなって思ってます。
なぜなら、長い学習時間が無かったら、自分の適性を見つけられてなかったからです。
これはCG系の話になるのですが、私はリガーとしてゲーム会社に採用されました。
このリガーって職業は、あんまり華が無いんで、やる人がほとんどいないんですよ…
これが2年制の専門学校なら、リガーの魅力に気づく事無く、就職活動をやってたんだろうなって思います。
そして完成度の高くないCG作品を携えて、内定なんてもらえず、ゲームクリエイターなんて夢に消えてたかも…
そう考えると、私は4年制の専門学校で良かったなって今でも思ってます。
長い学習期間が自分の中に余裕を生み、適性を見つける時間を与えてれた。
そういう事もあると思います。
4年制の専門学校のメリット・デメリットまとめ
■4年制のメリット
- 学習時間が長いので、広く学べる
- 余裕をもって学校生活を送れる
■4年制のデメリット
- 在籍期間が長いので、学費が高い
- 就活が終わり、4年目がヒマになる
- スキルに関係ない事を習わされた
4年制の専門学校は学習時間が長い分、余裕をもった過ごし方ができます。
自分の適性を見つける時間も、十分に確保できると思います。
その反面、学費が高くなったり、スキルと関係ない事をやらされる可能性もあります。
でも色んな事を勉強できるって事は、知見が広がるのでデメリットじゃないかもしれないです。
そう考えると、正直デメリットは、学費が2年制の倍かかるって事くらいです(笑)
ここをクリアできるなら、リスクを取って2年制や3年制に通わなくても良いかなって思います。
2年制の専門学校で就職できる人はいます。それは事実です。
しかし、あなたにそんな自信がないなら、4年制の専門学校がいいかもしれません。
要はあなた次第です。
頑張ってください。
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