「ゲームクリエイターになりたくて、日本電子専門学校を志望してるけど、実際どう?」
「日本電子専門学校でゲームクリエイターになれるかなぁ…」
このような疑問を解決します
この記事を読めば、あなたが日本電子専門学校に向いてるかどうかが分かります。
私は元ゲームクリエイターで、関西の大手ゲーム会社でCGデザイナーをしてました。
今はフリーのデザイナーとして活動してます。詳しくはこちら
私の過去の経験を踏まえて、日本電子専門学校がどんな学校なのかを解説していきます。
■とりあえず結論
- プランナー、プログラマー志望の人
- チーム制作より、個人制作をメインでやりたい人
- 日本電子オリジナル教科書に興味がある人
日本電子専門学校子がおすすめな人は、上のような人です。
あなたがもし当てはまっているなら、学校の資料を見ながら検討することをおすすめします。
下の方で理由を解説してますので、よかったら読み進めてください。
日本電子専門学校でゲームクリエイターを目指せる学科
- ゲーム制作研究科(3年制)…プログラマー、プランナー、デザイナー、サウンド
- ゲーム制作科(2年制)…プログラマー
- ゲーム企画科(2年制)…プランナー
- コンピューターグラフィックス科(2年制)…グラフィッカー
以上の4つの学科が日本電子専門学校で、ゲームクリエイターを目指せる学科になります。
ゲーム制作研究科は3年制、ほかの学科は2年制過程のカリキュラムで勉強していきます。
もし今の段階で、やりたい職種が決まっているなら、それが学べる学科に進むことをオススメします。
やりたい職種が決まってないなら、『ゲーム制作研究科』に入って広く浅く学んだ後に、やりたい職種のスキルを極めても良いと思います。
また、CG系の学科が他に2つありますが、そっちは映像やアニメ業界のCGを専攻することになります。
なのでゲーム系のCGデザイナーを志望するなら、『コンピュータグラフィックス科』に入り、2年次の選択でゲーム系のCGを専攻することをオススメします。
日本電子専門学校の特徴
- 日本電子オリジナルの教科書を使ってる
- 開発設備が常に最新
日本電子専門学校は独自で作った教科書を使い、生徒の育成にあたってます。
ちょっと学校の歴史になりますが、日本電子専門学校がクリエイター育成を始めたのは、1980年代くらいからです。
なのでこのオリジナル教科書には、40年分のノウハウが詰まってる事になります。
一般的な専門学校の授業は、既存の技術書を使うか、講師独自の授業になります。
技術書を渡して生徒に「これをやっといて」って言うだけでは、学校に行く意味は少ないのかもしれません。
私のいた学校では、市販されてる技術書が教科書代わりでした…
しかし日本電子専門学校はそんな事はせず、自分たちのノウハウをまとめて体系化し、どうすれば効率よく生徒を教育できるか。
そういった教育分野において、改善を惜しまない姿勢が見えます。
この姿勢は素直にステキだと感じました。
日本電子専門学校は開発設備が常に最新
日本電子専門学校のゲーム開発設備は、常に最新の機材が用意されてます。
2020年現在なら、VRゲームの開発用に『Oculus Rift』をそろえたり、スマホゲームの開発用にAndroid端末を用意してます。
Androidの開発だけでなく、iPhoneのゲーム開発用にMacのPCも用意されてます。
また、アーケードゲームのレースゲーム開発用に、レーシング筐体も用意してあります。
ゲーム開発に使うソフトは『Unity』、『Unreal Engine』、デザイナーには『Maya』、『3dsMax』は当たり前、『ZBrush』等のスカルプトソフトもあり、サウンド開発には『Cubase』が用意されてます。
開発ソフトが用意されてるのはどこの専門学校も同じですが、『Oculus Rift』のようなヘッドマウントやスマホゲーム用の端末、アーケードゲームの筐体まで用意してある学校はかなり珍しいです。
どの開発機材もプロ同様ですね。「Maya」にはいつもお世話になってますよ
日本電子専門学校の学費
初年度学費(入学金+学費) | 2年目 | 3年目 | |
2年制 | 1,355,000 | 1,190,000 | – |
3年制 | 1,387,000 | 1,210,000 | 1,220,000 |
日本電子専門学校の学費は、全国平均の130万円より5~8万円ほど高いです。
関東で一番学費が高い『HAL東京(167万円)』と比較したら、32万円~35万円ほど安い事が分かります。
初年度学費が130万円後半だと、全国的に見ても高めと言えます。
※1.平均学費は当サイト調べ。
※2.紹介してる学費は、『ゲーム制作研究科』、『ゲーム制作科』、『コンピュータグラフィックス科』、『ゲーム企画科』の学費です。
日本電子専門学校の実績
もしゲーム業界で働きたいと思っている方がいれば、情熱をもって、失敗を恐れず、思い立ったらすぐ行動に移してもらいたいです。
私が日本電子に在籍していたとき、自分がつくったゲームに対して、周囲からたくさんの意見やダメ出しをもらったことで成長できました。
失敗できるのは若さの特権だと思って、今のうちにどんどん挑戦してほしいですね。
株式会社スクウェア・エニックス
ディレクター
齋藤 力 さん
電子情報処理学科卒業
日本電子の方の「3DCG が未経験でも、2年間一生懸命勉強すればハリウッドでの活躍も夢ではない」という言葉が胸にとても響きました。
そして「よし! 日本電子で勉強して、ハリウッドで世界一になってやろう」というやる気スイッチが入ったんです。
高校3年生のときにオープンキャンパスへ参加し、プロ仕様のソフトを触ったときはワクワクしましたね。
インダストリアル・ライト&マジック
シニアコンセプトアーティスト
田島 光二 さん
コンピュータグラフィックス科卒業
出典:日本電子専門学校公式HP
1人目の斎藤 力さんは『ドラゴンクエストX』のオンラインシリーズを手掛けてるディレクターです。
2人目の田島 光二さんは、日本のCG界で知らない人はいないってレベルの超有名人です。
こんな世界的なクリエイターが生まれた学校なんですね!
日本電子専門学校がおすすめな人
- プランナー、プログラマー志望の人
- チーム制作より、個人制作をメインでやりたい人
- 日本電子オリジナル教科書に興味がある人
日本電子はプランナー、プログラマーを目指す人にオススメです。
なぜなら、開発環境が常に最新で、しかもコンシューマーゲームに留まらず、モバイルやPC、アーケードなど、幅広い開発が学べそうだからです。
そう言った最新設備の開発を学べるのは、プランナーやプログラマー志望にとってはオススメな環境と言えます。
逆にゲーム系のデザイナーを志望する人は、ゲーム業界と映像業界、両方を視野に入れて入学を検討した方がいいです。
また、チーム制作の数は少なそうなので、個人制作をメインにしたい人にオススメです。
加えて、日本電子のオリジナル教科書で勉強したい人も、検討の価値アリですね。
オリジナル教科書はかなり気になります
日本電子専門学校まとめ
- 日本電子オリジナルの教科書を使ってる
- 開発設備が常に最新
- 情報をオープンにしていて信頼性が高い
オリジナル教科書で設備が最新。
しかもそれらの情報がフルオープン。
情報に透明性があり、とても信頼できる学校と分析しました。
ゲーム系のデザイナーやサウンドにはちょっと弱そうな面がありますが、プランナーやプログラマー、映像系のCGにはかなり強い学校と言えます。
日本電子専門学校が気になった人は、学校を見学しても良いのではないでしょうか。
見学はちょっと…という人は資料を見てから検討してみるのもアリです
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