「ゲームクリエイターってどんな人?」
「なにをしてたらゲームクリエイターなの?」
このような、ゲームクリエイターに対する疑問を解決します。
この記事を読めば、
「なるほど!ゲームクリエイターってそんな仕事なんだ!」
って気持ちになれるはずです。
現役のゲーム会社勤務が、ゲームクリエイターについて解説していきます。
ゲームクリエイターとは
ゲームクリエイターとは、ゲームを開発してる人達の総称です。
俗に言う『開発職』に分類される人達が、いわゆる『ゲームクリエイター』と言う事になります。
ゲームを開発してるって言うのは、どんなゲームにするかといった『企画』を作ったり、作られた企画を元にゲームの『見た目(グラフィック)』を作ったり、それが動くように『プログラム』したりする事です。
ゲーム会社は、開発職の人数が多い傾向にあります。
100人いたら70人はゲームクリエイターって事になりますね。
ちなみに総合職って言うのは、経営や人事、法務とかをやる人達のことです。
ゲーム作りには、直接関わらない人達ってイメージです。
ゲームクリエイターとゲームデザイナーは何が違うの?
ゲームデザイナーは、ゲームの根幹を作る人と認識してます。
こんなゲームを作ろう!とか、このゲームはこんな要素を入れよう!
のように、ゲーム自体の根っこの部分を考える人をゲームデザイナーと呼んでます。(私は)
なのでゲームプロデューサーやゲームディレクター、一部のゲームプランナーの事を、ゲームデザイナーと呼称するってイメージです。
例えば、メタルギアを作った元コナミの『小島 秀夫』さん。
バイオハザードを作った元カプコンの『三上 真司』さん。
このあたりの人たちは、ゲームデザイナーとも呼ばれてますよね。
つまり、ゲームデザイナーとは『通り名』、ゲームクリエイターとは『カテゴリー名』と考えられます。
【仕事別】ゲームクリエイターがやってる事【職種紹介】
- ゲームプロデューサー
- ゲームディレクター
- ゲームプランナー
- ゲームプログラマー
- ゲームグラフィッカー
- サウンドクリエイター
以上がゲームクリエイターに分類される主な職種です。
一言でゲームクリエイターと言っても、その仕事は多岐に渡ります。
ではゲームクリエイターにはどんな仕事があるか。
それぞれ順番に解説していきます。
ゲームプロデューサー
ゲームプロデューサーは、ゲーム制作全体の指揮を執る人です。
どんなゲームにするか、予算はどれくらいか、いつまでに完成させリリースするか、作ったゲームをどう販売していくか。
文字通り、ゲームを『プロデュース』するのが仕事です。
有名なところで言うと、FF14の『吉田 直樹』さんとか、モンハンの『辻本 良三』さんとかですね。
ゲームディレクター
ゲームディレクターは、ゲーム開発を完成まで導く人です。
チームメンバーに指示を出し、「この部分はもっと、こうしようか」、「この企画は、前の方が良かったんじゃない?」
のように、ゲームのクオリティや方向性を導くことが仕事です。
スマブラSPの『桜井 政博』さんを思い描くと、イメージしやすいかもしれないですね。
ゲームプランナー
ゲームプランナーは、ゲームの企画を作る人です。
「こんな企画のゲームなら面白そう」、「こんな要素を入れたら面白くなるよね」といった感じで、ゲームそのものを考え、アイディアを形にする人です。
芸人のネタ作りがこれに近いイメージですね。
人を楽しませたり、面白いことが好きな人に向いてる仕事です。
世間で言われるゲームデザイナーとは、このゲームプランナーに属する人を指してることが多いです。
ゲームプログラマー
ゲームプログラマーとは、ゲームのプログラムを作る人です。
プログラムを作る事によって、ゲーム内にキャラクターが映ったり、コントローラーの動きが反映されたり、ステージの変化に合わせて、音楽を変えたりできます。
かわいいキャラが画面に映ったり、それを動かしたり出来るのは、ゲームプログラマーがプログラムを作ってくれてるからです。
任天堂の前社長、『岩田 聡』さんはプログラマー出身で、『MOTHER2』の開発をしたことは有名ですね。
ゲームグラフィッカー
ゲームグラフィッカーは、ゲームの見た目を作る人です。
ゲーム内のキャラクターや背景、アイテム、キャラクターの動きやエフェクト、画面構成(UI)を作るのが仕事です。
ストリートファイターのキャラクターデザインを担当した『安田 朗』さんとかは有名ですね。
サウンドクリエイター
サウンドクリエイターは、ゲームの音を作る人です。
ゲーム内のBGMや効果音を作るのが仕事です。
ゲーム音楽と言えば、スクウェア時代のFFの音楽を担当した『植松 伸夫』さんは有名だと思います。
以上がゲームクリエイターと呼ばれる人達の仕事です。
ゲームクリエイターになるには?【結論:スキルが必要】
ゲームクリエイターになるには、クリエイターとしてのスキルを身に着ける必要があります。
ゲームプログラマーならプログラムを作るスキル、グラフィッカーならグラフィックを作るスキルが必要です。
じゃぁ、そのスキルはどうやって身に付ければいいの?
スキルを身に付けれる方法は、大きく2つあります。
- 専門学校や大学などの教育機関でスキルを学ぶ。
- オンラインスクールや動画教材、市販の技術書などで独学。
以上の方法が挙げられます。
何かを作れるスキル無しに、ゲームクリエイターになる事は不可能です。
あなたがもし、ゲームクリエイターになりたいのであれば、何かしらのスキルを身に付けることをオススメします。
ゲームクリエイターになるのは夢物語なのか?
ゲームクリエイターになるのは簡単じゃないかもしれないけど、絶対不可能かっていうとそんな事はありません。
少なくとも医者や弁護士とかに比べたら、なれる可能性は高いと思います。(資格とかいらないですし)
私も学生のころは、ゲーム会社で働くなんて夢物語でした。
しかし、実際ゲーム会社で働いてみて気付いたことがあります。
みんなゲーム会社に夢見すぎ。
あがめすぎです。
たかが民間企業ですよ。
そこで働く人たちの多くは、ちょっと一芸に秀でたサラリーマンです。
入れないって思う方がおかしいです。
ゲーム作ってる人もあなたと同じ人間です。
ロボットや宇宙人みたいな、未知の生物が作ってるわけじゃないんです。
こう言われると、なんか入れる気してきませんか?
「あ、なんか行けそう」って…
それくらいの気持ちでいいんですよ。
そんな崇拝しなくても大丈夫です。
あなたにだって、ゲームクリエイターになれる可能性はあります。
適切な方法を知り、適切な努力をすれば道は拓けます。
頑張ってください!