3DCGを始めようとしている人で、
「Maya(マヤ)っていうソフトを聞いたことあるけど、何をするものなの?」
「Maya(マヤ)では何ができるの?」
「Maya(マヤ)が使えるとどうなるの?」
このように思う人がいると思います。
今回はこの”Maya(マヤ)”について解説していきます。
■記事のテーマ
■記事の内容
- Mayaを使って出来る事
- Mayaを使っている企業
- Mayaを使うにはどうするか
- Mayaの学習方法
■この記事から得られること
■記事の信頼性
Mayaが何か分からない人でもこの記事を読めば
「あ、Mayaって意外と身近にあるじゃん」って言う気持ちのなると思います。
Mayaで出来る事
3DCGが作れる
学生時代に私が作ったやつです。
こんな感じの銃が作れるようになります。
ゲームのキャラが作れる
■手順
- MayaでCGのキャラを作る
- Mayaで作ったキャラをゲームエンジンに送る
YouTubeに上がっている動画を使い、2枚の画像で解説していきます。
1.MayaでCGのキャラを作る
Mayaを使ってキャラを作ります。
2.Mayaで作ったキャラをゲームエンジンに送る
作ったキャラをゲームエンジンに送ります。
補足.ゲームエンジンとは?
ゲームエンジンとはゲームを作る開発ソフトです。
ゲームを作る際にはいくつか、共通している機能があります。
- 画面にグラフィックを映す
- コントローラーで動かす
このような
共通して絶対に作らないといけない機能をまとめたソフト
がゲームエンジンと呼ばれるものになります。
代表的なものに「Unity(ユニティ)」や「Unreal Engine4(アンリアル・エンジン4)」
と言ったものがあります。
私たちが知っているゲームだって「アンリアルエンジン4」が使われています
ゲームを起動したらこのようなロゴを見かけた事ってありませんか?
アンリアルエンジンを使ったゲームはこのようなロゴが表示されるはずです。
話が脱線しましたが、
とにかくMayaが使えるとゲームのキャラを作れると言う事です。
Mayaを使っている企業
- カプコン
- スクウェア・エニックス
- 白組
- デジタルフロンティア
- OLMデジタル
- ダンデライオンアニメーションスタジオ…etc
クリエイティブ業界では一般的に使われている3DCGソフトだといえます。
ゲーム業界
カプコン
モンスターハンター
スクウェア・エニックス
ファイナルファンタジー
映像業界
白組
シンゴジラ
デジタルフロンティア
GANTZ:O
アニメ業界
OLMデジタル
TVアニメスナックワールド
ダンデライオンアニメーションスタジオ
HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュアオールスターズメモリーズ
私たちが何気なく触れているゲームや映画はMayaで作られいたんですね!
こうやって見ると3DCGって意外と身近に感じませんか?
Mayaとは
- Mayaで出来る事…CGが作れる
- Mayaを使っている企業…CAPCOMや映像業界大手
改めて、Mayaとは…
AUTODESK社から発売されている3DCGソフトです。
ゲームや映像業界では使用率の高いCGソフトだと思います。
私の感覚ですが、特にゲーム業界はMayaの使用率が高い印象です。
Mayaが使えると3DCG業界で仕事が出来る
Mayaが使えるようになると3DCGを作る仕事が出来ます。
ゲーム業界に入ってゲームを作ったり、映像業界に入って映画やアニメを作ったりできます。
上の画像は「ガンツ:O」を作っている「デジタルフロンティア」の求人案内になります。
応募資格の欄に「上記(Maya等)の3Dソフトの経験を有するもの」的な事が書かれています。
CG業界でCGデザイナーとして働くにはMayaのような3DCGソフトを使える事が条件になります。
Maya以外の3DCGソフトって他にもあるの?
有名な3DCGソフト(Maya以外)
- 3dsMax
- ZBrush
- MotionBuilder
- Blender…etc
3DCGソフトは意外とたくさんあります。
ソフトによって出来る事の得意/不得意があります。
モデルを作る事に特化したソフト(ZBrush)、アニメーションを付けるのに特化したソフト(MotionBuilder)…
みたいな感じです。
Mayaはどれをするにも平均的なやりやすさだと思います。
モデルを作る、アニメーションを作る、の意味が分からない方はこちらの
「CGデザイナーの職種紹介【主に5種類】」を参考にしてください。
Mayaを使う方法
- Mayaを購入
- Mayaの体験版を利用する
- 学生無償版を使う
Mayaを購入する
■値段
- 一ヵ月…32,400円
- 1年間…25万4,880円
- 3年間…68万7,960円
基本的にサブスクライ制で使う期間を決めて買うって感じですね。
それにしても、高い…
CGがお金掛かるよね~って話はこう言ったソフトの高さも要因の一つです…
Mayaの体験版を利用する
「触ったことないソフトに3万も払えるか!」、「お試し版はないのか!」と言う方、ご安心ください。
Mayaはそういう方のために30日間の無償体験版をリリースしています。
これは製品版と同じ機能をもったもので、「とりあえず試してみたい!」と言う方におすすめです。
30日の期限が切れたら「ライセンスが切れました」と言った表示が出てきますので、
そこから製品版にアップグレードするかどうかはユーザーの意志によって決める事ができます。
学生無償版をつかう
あなたがいま学生ならば学生無償版を使う事をおすすめします。
商標利用が出来ませんが個人で作品をつくるだけなら問題なく使えます。
■ざっくりと手順を説明
- AOUTDESKのアカウントを作る
- 自分の情報(所属学校やその学校の入学年/卒業年)を入力
- Mayaをインストール
私も学生時代はこの学生無償版で制作していました。
製品版と同じように使えますので、作品をつくってスキルアップするだけなら問題ありません。
詳しくはこちらの「学生無償版のダウンロード/インストールガイド」の記事に
学生無償版のインストール方法が記載されていますので参考にしてください。
MayaLTと言う格安Verもある
Maya製品版の機能を削減した「MayaLT」と言うのも存在します。
■値段
- 1ヵ月…4,320円
- 1年間…37,800円
- 3年間…10万2,600円
製品版と比較しても値段がかなり安いです。
ただ、その分使える機能が制限されています。
Mayaの学習方法
- 学校で教わる
- 書籍やチュートリアル動画で独学
- オンラインスクール
Mayaは機能が多く、使いこなすにはそれなりの勉強が必要です。
学校で教わる
専門学校や大学で講師の方に教えてもらう方法です。
CGを学ぶには最も一般的な方法かと思います。
書籍やチュートリアル動画で独学
今はネットの普及で情報がいくらでも集まります。
わざわざ高いお金を出して学校に行かなくても、Mayaの使い方ぐらいなら独学でなんとでもなります。
オンラインスクールと言う新たな学習体制
- Udemy
- CG BOOSTER
- アニメーションエイド
上記のようなオンラインスクールと呼ばれるネットを介して授業が受けれるものもあります。
授業内容の動画を買ったり、講師とビデオチャットしたり、スクールによってその体制は様々です。
現実の学校に行かなくても技術の習得は可能になっています。
あなたにあった学習方法でMayaを使いこなせるようになってください。
Mayaまとめ
- ゲームや映画の3DCGが作れる
- ゲームや映像会社も普通に使ってる
- Mayaが使えると3DCG業界で働ける
- Mayaは高いが無料で使う方法はある
- Mayaの学習方法は様々
- Mayaは意外と身近にあった
Mayaを使ってCGを作って見てください
Mayaは意外と身近です。
あなたが普段なにげなく見ているゲームや映画はMayaで作られています。そう考えると、
「あ、自分でも3DCGって作れるかも…」って言う気持ちになりません?
自分の頭の中のイメージを具現化して、コンテンツを作る側になっても面白いとおもいます。
ぜひあなたもMayaを使って3DCGを作って見てください!