CGアニメーターて聞いた事あるけど
実際に何やってるかわかない…
何をしている人なの?
このような疑問を解決します。
■記事の内容
- CGアニメーターが何をしているか
- CGコンテンツにおけるアニメーターの役割
- CGアニメーターに向いている人/いない人
- CGアニメーターに必要なスキルの紹介
こんにちはみっつです。
わたしは現在ゲーム会社で
CGアニメーターとして働いています。
ここでは
CGアニメーターの仕事内容を
実際のCGコンテンツを例にあげて
解説していきます。
CGアニメーターの仕事
CGアニメーターの仕事は
CGのキャラクタ―を動かす事です。
CGアニメーターが作っているもの
こちらの動画は
カプコンから発売されている
「デビルメイクライ5」と言うゲームの
プライヤーキャラのアクション集です。
CGで作られたキャラを動かして
剣を振る動作や走る動作をつくって行くのが
CGアニメーターの仕事です。
CGアニメーターの作業の様子
アニメーションは静止画の連続です。
作りたい動作が構成するポーズを
ひとつひとつ作って
一連の動きをつくります。
CGアニメーションが出来るまで
実際のCGコンテンツを例に
CGアニメーションが作られる工程を
イメージしてみましょう。
ゲームの現場
こちらの動画は
Cygamesから発売されている
「ウマ娘 プリティーダービー」と言うゲームの
モーションキャプチャーの収録模様です。
前半の3分間にモーションキャプチャー収録の
様子が紹介されてます。
このキャプチャーで撮影したデータをもとに
アニメーターが動きを調整をして
製品になります。
モーションアクター
モーションキャプチャーの演技を
専門とする人たちの事です。
有名な会社ですと
「活劇座」と言う会社
があげられます。
1分50秒あたりからプロモーション映像になります。
映像の現場
「楽園追放」と言うアニメです。
前半の1分くらいがアニメーターの制作様子です。
アニメや映画と言った映像作品は
あらかじめ演出したい内容が決まっています。
アニメーターはその
演出意図をくみ取り
アクションや、カメラ演出をつくります。
CGアニメーター業界
- ゲーム業界
- 映像業界
CG業界は大きくこの2つで分かれます。
アニメーションをつくる
と言う作業内容は同じなのですが
それぞれの業界で求められる
アニメーションの内容が違います。
ゲーム業界
- プレイヤーは操作性
- 敵キャラは分かりやすさ
プレイヤーキャラは操作性重視
コントローラーのボタンを押してからの
レスポンスが重視されます。
ボタン押して
パンチがめっちゃ遅かったら
イヤですもんね(笑)
敵キャラは大げさに動かす
敵キャラの場合はあえて攻撃の動作を大きくして
プレイヤーによけるスキを与えるような
さじ加減でつくります。
敵の攻撃が速すぎたら
まったく勝てないですしね(笑)
それはただのクソゲーになっちゃいます
自分で思い通りの動きがつくれる
ゲームは仕様さえ守れば
自由に動きが作れます。
こんなアクションがあればいいのにな~
って思ったら
それを実際につくる事が出来るのが
ゲーム業界の面白いところです。
映像業界
- カメラワークでストーリーを演出する
- カットをつないでストーリを構成する
ストーリーを演出するカメラワーク
映像作品はなにかしらの脚本があり
その脚本の中身が最も伝わるように
演出していかなければなりません
そのため
アオリやフカンと言った
カメラワークの知識が求めらます。
ストーリーを構成するカット繋ぎ
ストーリーは
小さな物語を積み重ねて
最後のオチまで視聴者を誘導します。
そのため
起承転結を意識したストーリーを
構成する必要があります。
演出する喜び
自分が伝えたい内容を
見ている人に正しく伝えるのは
難しい事と思います。
ですが、
ストーリーをキレイに演出して
人々を感動させることが出来るのが
映像業界の面白いところだと思います。
CGアニメーターの向き/不向き
向いている人
- 動かす事/動いているものが好きな人
- 映像作品が好きな人
何かを操作したり体を動かす事が好きな人や
映像作品が好きな人は
CGアニメーターに向いていると思います。
向いていない人
- 動きに興味ない人
- カメラ演出に興味ない人
ゲームの操作性や
映像作品がもつカメラ演出に
興味が無い
このような人は
CGアニメータ-に向いていないと思いますので
他の職種をおすすめします。
CGアニメーターに必要なスキル
- 観察力
- 動きの理解
CGが自由な世界とはいえ
あまりにも現実離れした動きでは
違和感しかありません。
現実の正しい動きを見極める
観察力と
体が動くメカニズム
(力の伝わり方、体の連動性)を
理解しておく必要があります。
スキルの身につけ方
- 学べる環境に行く(学校や制作現場)
- 独学で頑張る
学校などのスキルを習得
できる環境で勉強する
または
書籍やYouTubeの動画で学習する
と言った方法があげられます。
CGアニメーターの仕事まとめ
- ゲームキャラの動きをつくる
- カメラを動かして映像をつくる
動きをつくり
その動きをかっこよく演出する。
それがCGアニメーターの面白さだと思います。
CGアニメーターは欠かせない存在
どんなにキレイなモデル(キャラ)があっても
動かなくては意味がありません。
ここまで読んだあなたは
CGコンテンツにおいて
CGアニメーターがいかに重要であるか
分かったと思います。
CGアニメーターになって
キャラクターを動かす楽しさを
味わってみてはどうでしょうか?