「CGデザイナーにはスペシャリストとジェネラリストの2つのタイプがあるらしいけど、2つの違いがよくわからない…」
「スペシャリストとジェネラリスト、結局どっちがいいの?」
このような疑問を抱えているあなたに向けて、記事を書いていきます。
■記事の内容
この記事を読めば、
私は専門学校を卒業後、リガーのスペシャリストとしてゲーム会社で働いていました。スペシャリストとして就職した経験を元に記事を書いていきます。
私についてはこちらの『プロフィール』を参考にして下さい。
スペシャリスト、ジェネラリストの違いを説明
まずは『スペシャリストとジェネラリスト』、この2つのタイプの違いを説明していきます。
スペシャリスト
例えば、『モデルだけを作る人=モデラー』、『アニメーションだけを作る人=アニメーター』と呼びます。
この二つの職種はやる事こそ違いますが、何か一つのジャンル(モデラを作る、アニメーションを作る)に特化した人なので、どちらもスペシャリストのカテゴリーに入ります。
ジェネラリスト
モデルも作る、リグも作る、アニメーションも作る、エフェクトも作る…とCG制作における全ての工程を全部1人でやる人の事を、『ジェネラリスト』と呼びます。
スペシャリストとジェネラリスト、どっちがいいの?
これに関しては個人の性格の問題なので、どっちが優れているとかは無いと思います。
スペシャリストには1つのジャンルを極める、と言う面白さもありますし、ジェネラリストにはすべての工程を経験できる面白さもあると思います。
スペシャリストとジェネラリスト、求人数が多いのはスペシャリスト
なぜならば、CG制作は分業制がほとんどだからです。
実際の求人票を見てもらうと分かると思いますが、『モデラー募集』、『アニメーター募集』と言った募集要項が多いです。
なので、求人数だけにフォーカスするならば『スペシャリスト』の方がよいと思います。
大企業はスペシャリスト、小規模の企業はジェネラリストの求人が多い
- スペシャリスト→中規模以上の企業
- ジェネラリスト→小規模な企業
小規模な企業やスタートアップ企業は人数が少ない分、「1人で何でも出来ます」って言うジェネラリストが求められる傾向があります。
反対に、中規模以上の企業になってくると分業制で働いているので、「あるジャンルに特化した人」であるスペシャリストが求められる傾向にあります。
あなたはどっち?【スペシャリストorジェネラリスト】
- ジェネラリスト向き→全部の工程を自分でやりたい人
- スペシャリスト向き→1つのジャンルを極めたい人
「全部自分で完結させたい!」と言う人はジェネラリストが向いています。一匹オオカミタイプですね。
反対に、「私はこのジャンルだけできればいい!」という一点集中型はスペシャリストに向いてます。
スペシャリスト、ジェネラリストまとめ
- スペシャリスト→1つのジャンルに特化した人で、中規模以上の企業が求めてる
- ジェネラリスト→全部のジャンルを網羅的にやる人で、小規模の企業が求めてる
- タイプの違いなので、優劣はない
- ただ、求人数はスペシャリストが多い
まとめるとこんな感じです。
スペシャリストもジェネラリストも一長一短で、どちらにもそれぞれの面白さがあると思います。
方向性が決まったら、後は作品をつくっていきましょう!