MAYAのビュー上にあるグリッド。
今回はこれを活用して普段の作業効率をアップさせようというお話。
グリッドの大きさを変える【ディスプレイ>グリッド□】
上のメニューから、『ウインド>グリッド□』で『グリッドオプション』を開きます。
『グリッドオプション』のウィンドウが出てきます。
ここで『サイズ』の項目にある、
- 長さと幅
- グリッドラインの間隔
- サブディビジョン
の値を調整して、グリッドの大きさを変更します。
グリッドの大きさが決まったら、『適用して閉じる』または、『適用』をクリックして大きさを決定します。
グリッドサイズの変更例①
■グリッドオプションの設定
- 長さと幅:10
- グリッドラインの間隔:5
- サブディビジョン:10
デフォルトのグリッドより、分割が多いです。
グリッドサイズの変更例②
■グリッドオプションの設定
- 長さと幅:10
- グリッドラインの間隔:10
- サブディビジョン:5
デフォルトのグリッドより、隙間が大きくなりました。
グリッドサイズの変更例③
■グリッドオプションの設定
- 長さと幅:100
- グリッドラインの間隔:100
- サブディビジョン:100
グリッド全体が大きくなり、分割もかなり細かくなりました。
グリッドの大きさや、間隔の広さには好みが分かれます。
ご自身の作業環境に合わせてその都度、調整していきましょう。
グリッドに色を付ける【グリッドオプション>カラー】
グリッドのカラーを変更します。
グリッドオプションの『カラー』の項目にある、
- 軸
- グリッドラインと番号
- サブディビジョンライン
グリッドカラーの変更例①軸の色を変更
『軸』の色を変更すると、グリッドの中心が変わります。
グリッドカラーの変更例②グリッドラインと番号
『グリッドラインと番号』の色を変更すると、グリッドの中の部分と番号に色が付きます。
グリッドカラーの変更例③サブディビジョンライン
『サブディビジョンライン』の色を変更すると、分割してるラインの色が変わります。
『サブディビジョンライン』の色は、変更しない方が良さそうですね。
グリッドに番号を表示する【グリッドオプション>ディスプレイ】
グリッドには、番号を表示させることもできます。
グリッドオプションのディスプレイの項目から、
- パースビューグリッド番号
- 正投影グリッド番号
で、番号の表示/非表示を設定できます。
グリッドの番号が出て鬱陶しいな~って思ったら、この設定で非表示にしましょう。
グリッドに番号を表示する①パースビュー・軸上
小さくて見えずらいですが、軸上に数字が表示されてます。
グリッドに番号を表示する②パースビュー・エッジ沿い
グリッドの周辺に数字が表示されてます。
グリッドに番号を表示する③正投影・軸上
正投影とは、フロントビューやサイドビューのことを指してます。
グリッドの中心から、外側にかけて数字が表示されてます。
グリッドに番号を表示する④正投影・エッジ沿い
『エッジ沿い』では、画面の左端と下の部分に数字が表示されてます。
【センチからメートルへ】グリッドの単位を設定する【プリファレンス→設定】
上記のグリッドは全て、『cm(センチメートル)』で設定されてます。
しかし作業によっては、cm(センチメートル)ではなく、m(メートル)でやった方が良い場合もあります。
例.)建物や背景など大きいサイズを作る場合
ここからはグリッドの単位を設定する方法を解説していきます。
メニューから、『ウィンドウ』>『設定/プリファレンス』>『プリファレンス』でプリファレンスのウィンドウを開きます。
プリファレンスウィンドウから、『設定』>『作業単位』の項目にある『リニア:センチメートル』を『メートル』に変更します。
最後に保存をクリックして終了です。
ご自身の作業環境に合わせて、適切にグリッドを設定してください。
センチとメートルの違い【スケール感が違う】
グリッド単位がcm(センチメートル)かm(メートル)かでは、画像のような違いが出てきます。
画像内にある立方体のオブジェクトは、どれも同じ大きさです。
しかし、グリッドの単位が違うだけで、スケール感がだいぶ変わります。
作ってるモデルの大きさを忠実に再現したいなら、グリッドの単位を変更して作業することをオススメします。
【番外編】ALT+Bで背景の色を変える
ちなみにですが、『ALT+B』で背景の色を変更する事が出来ます。こちらも用途によって切り替えるながら作業すると、効率が上がるかもしれませんよ!
【まとめ】Mayaのグリッドを設定する
- 『ウィンドウ>グリッド□』でグリッドオプションを開く
- サイズの項目で任意の大きさに変更
- 色・番号・単位を変えて、さらにカスタマイズ
以上が今回のまとめです。
最適なグリッドを見つけ、作業の効率化を図りましょう!