リガー?リグ?
初めて聞くんですけど…
何をしてる人なんですか?
このような疑問を解決します。
簡単に言うと、”リガーはリグを作る人”です。
■記事のテーマ
■記事の内容
- リガーの仕事内容を解説
- リガーとは何かを解説
- リガーに向いている人/いない人を解説
- リガーに必要なスキルを解説
■記事の信頼性
CG初心者の方には理解が難しいので、なるべく画像を多めに使って解説していきます。
リガーの仕事内容
まずは作業の流れから説明します。
※モデルとリグはフリーのものを使っています。
上のようなモデルがあったとします。
しかし…
モデルをつくっただけでは、動くことが出来ません
ですので
モデルを動かすために骨を入れます。
このように
骨を入れて…
骨とコントローラーを連動させ…
ようやくモデルが動くようになります。
スパイダーマンも嬉しそうですね(笑)
モデルを動かすコントローラー
左がコントローラーなしのモデル
右がコントローラーありのモデル
矢印がさしてる細いやつがコントローラーです。
これもコントローラーです。
コントローラーを動かしてポーズを付ける
上記のコントローラーを動かして、モデルにポーズを付けて行きます。
このようにポーズを付けてアニメーションをつくって行きます。
骨とコントローラー
前述したように、モデルには「骨」が入ってます。
この「骨」を動かすのがコントローラーの役目です。
つまり
- 「コントローラー」が動くと「骨」が動く
- 「骨」が動くと「モデル」が動く
と言った感じです。
リガー=リギングをする人
このように
動かないモデルを動くモデルにしてあげる作業をリギングと言います。
そして
リギングをする人の事をリガーといいます。
リギングとリグの違い
- リギング…動く仕組みをつくる作業のこと
- リグ…動く仕組みを指す言葉
このように
リギングは作業そのものを指して、リグは概念的なものを指す
と思ってください。
つまり
モデルを動かす「骨」も「リグ」であり
「骨」を動かしている「コントローラー」も「リグ」
と言う事になります。
ややこしいですね…
リガーに向いている人いない人
リガーに向いている人
- 細かい作業が得意な人
- 地味な作業が好きな人
ここまで読んだ方は分かると思いますが、リガーの仕事はかなり地味です…
当たり前ですが、製品版になるとユーザーの目に触れる事はありません(泣)
この記事を読んでるほぼ100%の人は、リガーなんて言葉さえ初めて聞いたと思います…
ですが
モデルを動かすためにはリガーのような、地味な作業をしてくれる人が必要なんです!
縁の下の力持ちで構わない!
影ながら制作の現場を支えたい!
こう言った人は、リガーが向いていると思います。
リガーに向いていない人
- 大ざっぱな人
- 地味な作業が苦手な人
細かい作業が多くなる仕事なので
大ざっぱな人や地味な作業が苦手な人
こう言った人は、リガーには向いていないと思います。
リガーに必要なスキル
- 論理的な思考
- CGソフトの深い知識
- アニメーターの気持ちが分かる
リガーは
物事を順序立てて考える、論理的な思考(ロジカルシンキング)。
CGソフト(mayaや3dsMax)の深い知識が必要になってきます。
また
リグの質はアニメーターの作業に直結します。
質の低いリグでは良いアニメーション作業は出来ません。
良いリグを作るためには、アニメーターの気持ちを理解する事が重要です。
リガーの仕事まとめ
- モデルを動かす仕組みを作る
- リガーの仕事は地味
- 地味だけど重要
- アニメーターの気持ちを理解する
以上の4つがリガーのまとめになります。
リガーは地味だけど重要
いかがでしたか?
リガーの仕事は決して華やかなものではありません。
しかし
リガーの方が動かす仕組みをつくってくれないと、モデルを動かす事が出来ないのです。
あなたもリガーになって、影ながら制作の現場を支えてみてはどうでしょうか。
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