- 「行きたい専門学校の授業内容が知りたいな…」
- 「専門学校の授業内容って調べる方法ないのかな…」
このような悩みを解決します。
この記事を読めば。
「なるほど!授業内容はそうやって調べればいいのか!」
「いらない授業って、結構あるんだ…」
となるはずです。
- 方法①『○○専門学校 職業専門実践課程』
- 方法②『○○専門学校 シラバス』
- 方法③『○○専門学校 情報公開』
- 注意すべき授業内容もある
- 知らない単語はとことん調べる
以上が結論です。
授業内容を公開している専門学校もあります。
ただ、その資料が少し見つけにくいので、どうやって見つけるのかを解説していきます。
私は現役のCGクリエイターで、現在は都内のゲーム会社でCG制作に携わってます。詳しくはこちら。
進学先で後悔しないためにも、この記事を参考にして、あなたに合った門学校を選んでください。
ゲーム系専門学校の授業内容を調べる方法【実践課程とシラバスが重要】
専門学校の授業内容を調べる方法は、大きく分けて3つあります。
■専門学校の授業内容を調べる方法
- 方法①『○○専門学校 職業専門実践課程』
- 方法②『○○専門学校 シラバス』
- 方法③『○○専門学校 情報公開』
以上のワードで検索すれば、授業内容が書かれた資料(PDF)がでてきます。
【ザックリと知る】『○○専門学校 職業専門実践課程』で検索
『神戸電子 職業専門実践課程』で検索すると、このようなPDFがでてきます。
ここには授業時間や就職状況などが公開されており、専門学校の各学科について調べることができます。
授業科目名…ゲーム開発
授業科目概要欄…ゲーム開発に利用できるプログラミング技術を中心に学び、制作者の意図をユーザーに伝える工夫を意識した、幅広いジャンルの作品を作り上げる実力を身に付けることを目標とする。
配当年次・学期…1・通
授業時数…136
※『配当年次・学期…1・通』とは、1年目の通年科目(前期と後期両方)
※『授業時数』とは、1年間の総授業時間
神戸電子のゲームソフト学科は、このように記載されてます。
詳細は分かりませんが、授業内容をザックリ理解するのに最適です。
【詳細を調べる】『○○専門学校 シラバス』で検索
こちらは『3DCG・アニメーション学科』の『3DCGモデリング』という授業の資料です。
資料には、
- 担当教官の名前
- 授業概要
- 到達目標
- 教科書・教材
- 授業計画
などなど…
授業に関する、詳細な情報が記されてます。
第何週に、どんな授業をやるかって部分まで書いてある!
めっちゃ詳細じゃん!
このシラバスを見ることで、入学せずとも専門学校の授業が分かります。
どんな授業をやっているかが分かれば、自分の目的に合った専門学校を選べるはずです。
ミスマッチを防ぐためにも、事前調査は怠らないようにしましょう!
シラバスは学校によって書類の形が違う
『シラバス』の書類形式は専門学校によって異なるので注意しましょう。
ECCコンピュータ専門学校のシラバス
ECCコンピュータ専門学校のシラバスは、ブラウザでしか見れません。
大阪アミューズメントメディア専門学校のシラバス
学校によってシラバスの書き方も違うんだね…
情報量も専門学校によって異なりますので、不明点は直接問い合わせることをオススメします。
※専門学校によっては、シラバスを公開してない学校もあります。
公開されてない場合は、直接問い合わせるか諦めるしかありません。
【上記2つで出てこない場合】『○○専門学校 情報公開』で検索
『職業専門実践課程』・『シラバス』どちらの方法でも、資料が見つからない場合があります。
そういう場合は『○○専門学校 情報公開』で検索します。
情報公開のページには、『職業専門実践課程の基本情報』や『シラバス』を始め、
- 教育方針
- 学校の財務状態
- 学校評価
などなど…
学校の様々な情報が載ってます。
このページに資料がなければ、そもそも公開されてない可能性が高いので、直接問い合わせるか諦めるしかありません。
【気を付けろ!】こんな授業科目はNG
ゲーム系専門学校には、「これ、要る?」みたいな授業が多々存在します。
あなたが授業内容を調べる際に、
「この授業は必要なのかな…?」
と言った不安を抱かないように、いくつかピックアップしておきます。
■NGな授業4選
- WordやExcel等のOffice操作
- WEB・DTP・グラフィックデザイン
- 情報試験の対策系
- 検定対策の授業
以上の4つが注意すべき授業内容です。
順番に解説していきます。
NGな授業①|WordやExcel等のOffice操作
パソコンを使って仕事をする以上、WordやExcel等のofficeソフトを使うのは当たり前です。
しかし、わざわざ専門学校の授業でやる必要はないでしょう。
こんな基礎教養レベルの授業をカリキュラムに入れてる学校は、正直ヤバいです。
注意してください!
NGな授業②|WEB・DTP・グラフィックデザイン
3DCG系の学科で、WEBやDTP、グラフィックデザインの授業が混じってる場合もあります。
DTPは雑誌のデザイン、グラフィックデザインはポスターやフライヤーなどの販促物を作るやつです。
これらは3DCGではないので注意してください!
NGな授業③|情報試験の対策系
職種によりますが、グラフィッカーなら情報試験の対策授業はいらないです。
情報試験とは、
- 情報検定(J検)
- ITパスポート
- 基本情報技術者試験
などのことです。
基本情報技術者試験は国家資格に認定されてるやつで、年間の合格率は20%とかです。
プログラマー志望なら持ってても良い資格だと思いますが、資格対策の授業が多すぎる専門学校もあります。
2年くらいの短い時間しかないのに、そんなことやってる時間があるのでしょうか…
資格が欲しいかどうかで学校選びも変わってくるので、そこら辺も注意して選びましょう!
NGな授業④|検定対策の授業
検定対策を授業でやってる学校もあります。
CGクリエイター検定ベーシックなんて、授業の時間を割いてまでやる価値は無いです。
どうしても検定が欲しいなら、試験日直前にテキストを1週するだけで問題ありません。
このように、簡単な検定対策を授業でやってるような学校もあるので、注意しましょう!
【グラフィッカー志望へ補足】CGツールも調べとく【MAYAか3dsMAX】
グラフィッカー志望なら、CGソフトもついでに調べてた方が良いです。
こちらは『東北電子専門学校』の『ゲームクリエーター科』と『CGクリエーター科』の資料ですが、2つの学科で使用ソフトが違います。
ゲームクリエーター科は『Maya』、CGクリエーター科は『3dsMAX』となっており、業界の動向に合わせたソフトを使用しています。
業界によってCGソフトを使い分けてるって、配慮が行き届いてる専門学校だね!
使用するCGソフトは学校のホームページに書いてある場合が多いですが、万が一載ってないときは確認しましょう!
知らない単語が出てきたらとことん調べる【適性が分かります】
Mayaだの3dsMAXだのって、知らない単語が多すぎるよ~
こう思うのも無理もありません。
しかし、知らない単語が出てきたら、積極的に調べましょう。
例えば、
- ”Maya”ってなんだ?
- どうやら”Maya”って、CGを作るソフトのことらしいぞ
- じゃCGソフトってMaya以外にもあるのか?
- どうやらMaya以外にも、色々あるらしいぞ
- それぞれどんな特徴があるんだ?
などなど…
このように知らない単語が出て来たら、それを調べて、さらに深掘り、また調べてさらに深掘り…
こうやって、どんどん知識を深めていきましょう。
ここで好奇心がわかない人は、もしかしたら業界に対する適正がないかもしれません。
興味ないことを、人は調べませんからね。
授業内容に一通り目を通し、自分が興味あるワードを探してみてください。
- 『モデリング』に反応しなくても『アニメーション』に反応するかもしれません。
- 『Maya』を素通りしても『AfterEffects』に目が留まるかもしれません。
- 『C++』じゃなくて『Java』に関心があるかもしれません。
その答えは、あなた自身にあります。
まずは『知らない』を『知っている』という状態にしましょう!
知らないことの先に、あなたの適性が眠っているかもしれませんよ。
ゲーム系専門学校の授業内容を調べる方法まとめ
- 方法①『○○専門学校 職業専門実践課程』
- 方法②『○○専門学校 シラバス』
- 方法③『○○専門学校 情報公開』
- 注意すべき授業内容もある
- 知らない単語はとことん調べる
以上が今回のまとめです。
専門学校によっては、授業内容が公開されてない学校もあります。
もし目星を付けてる専門学校が、授業内容を公開していない場合は、素直に別の学校にした方がいいです。
また、専門学校によっては、よく分からない授業を取り入れてる学校もあります。
今回紹介した、注意すべき授業以外にも地雷は潜んでるかもしれません。